頚椎捻挫について
骨と骨とを繋ぐ関節に外側から強烈な力がもたらされ、許容限度よりも大きい動きをとなって起きたダメージが元となる疼痛や熱感、腫れ等の事を捻挫と呼んでいます。
捻挫と言えば、足首で起きるケガと見なされる印象を有している方が数多くありますが、私たちのカラダには足首だけじゃなく肩や膝、肘、股関節などの大きな部分のみならず、可動域がきわめて余裕がないためその動きが殆んど不確かな仙腸関節や肩鎖関節など、多種多様な関節が見受けられます。
捻挫は、関節の近辺部位(関節包や靭帯、軟部組織など)の外傷を指し示すことから、関節のある所はいたるところ捻挫が発症する事が有り得ると言えまして、絶対に捻挫=足首と決めつけているわけではございません。
であればあまり考えられませんが、背骨も捻挫をする時がある、と聞いたらいかがですか?
そのような話を耳にしたことがないといった方が大部分だと想定されます。
しかしながら、現実には背骨の捻挫はかなり身近にあるものとなります。
首から腰に亘っての骨は、24個の椎骨と、椎骨の間を埋める23個の椎間板、さらに椎骨の間を繋ぐ靭帯などに於いて成り立っています。
詰まるところ、このひとつひとつは関節ということです。
関節と言うのならばいろんなところで捻挫は想定できるわけですから、背骨が捻挫をするというのはからきし変わったことではありません。